- 2025/05/29 掲載
野村HD、新設バンキング部門の税前利益 30年度に500億円目指す
Miho Uranaka
[東京 29日 ロイター] - 野村ホールディングスは29日、4月に新設したバンキング部門の税前利益について2031年3月期に500億円の達成を目指す方針を明らかにした。
30日に開催する投資家向けイベントの資料の中で、バンキング部門の利益目標を示した。31年3月期の税前利益は、25年3月期の163億円から500億円へと約3倍に拡大させる計画で、ローン残高も同期間に1.0兆円から2.8兆円へ増やすとしている。
野村HDは、バンキング・ビジネスをグループの「第4の柱」と位置付けており、銀行や信託の機能を活用しながら、個人向けの資産形成や資産承継といった分野での事業展開を強化していく方針だ。
投資・運用を手掛けるインベスト・マネジメント部門の運用資産残高目標については従来の約129兆円から150兆円超へと引き上げた。4月に発表した豪金融機関マッコーリー・グループ傘下の米欧で伝統的な資産運用事業を担う運用会社3社の買収が、上乗せされた格好だ。
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