- 2025/05/30 掲載
貿易政策変化と米資産の魅力低下に警戒感=クーグラーFRB理事
[東京 29日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のクーグラー理事は29日、貿易政策の大幅な転換や米ドル資産保有に対する投資家の意欲低下の可能性が懸念される中、市場を注視していると述べた。
同理事はスピーチ原稿で「企業の財務上の脆弱性と貿易へのエクスポージャーの相互作用の可能性に注目してきた。世界的な経済緊張が高まり、サプライチェーンが進化するにつれ、企業の財務状況が国際貿易へのエクスポージャーとどのように絡み合っているかを理解することの重要性はますます高まっている」と述べた。
金融政策や経済見通しについて将来的な見通しに関するコメントは行わなかった。
また、「安全資産への逃避が起きた際に米国金融資産の魅力が低下する可能性が、金融安定性に及ぼす影響を注視している」とも指摘。その影響を見守る考えも示した。
最近の金融市場では、ストレス下で米資産への安全資産としての認識が低下していることが示されている。
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