- 2025/05/30 掲載
都区部コアCPI、5月は+3.6%に加速 食料品が伸びさらに拡大
[東京 30日 ロイター] - 総務省が30日に発表した5月の東京都区部消費者物価指数(生鮮食品を除く、コアCPI)は110.5となり、前年同月比3.6%上昇した。2023年1月以来の高い伸び。生鮮食品を除く食料品の伸び率がさらに拡大した。
ロイターがまとめた民間予測(同3.5%上昇)を上回った。
生鮮食品を除く食料は6.9%上昇し、前月の伸び率6.4%を上回った。5カ月連続で上昇幅が拡大した。値上げのあった調理カレーのほか、鶏肉、食用油、すし(弁当)が上昇した。コメ類は93.7%上昇となり、1971年1月以降の最高となった前月の93.8%を小幅に下回った。コメ類の伸びが前月を下回るのは昨年4月以来。
エネルギー価格は8.7%上昇で、前月の9.4%上昇を下回った。電気代の上昇幅が前月の13.1%から10.8%に鈍化した。再生エネルギー発電促進賦課金の引き上げで昨年5月に大幅に上昇した反動が出た。一方、都市ガス代の上昇幅が6.6%と前月の4.8%を上回った。政府の電気・ガス料金負担軽減支援事業が終了した影響による。
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