- 2025/05/30 掲載
NY市場サマリー(29日)株小反発、ドル下落 ・利回り低下
<債券> 利回りが低下。軟調な経済指標とトランプ大統領の関税措置の一部差し止め命令が背景にある。差し止め命令により、市場のリスク選好度は当初高まったものの、その後、貿易政策を巡り長引く不確実性への懸念が再燃した。 米国際貿易裁判所は28日、輸入品に全面的に課税することは大統領の権限を逸脱しているとして、トランプ大統領が発動した一連の関税の大部分を差し止めた。 国債利回りは、米国株式先物の上昇に伴いオーバーナイトの取引で大幅に上昇。その後、取引開始早々に国債売りの勢いは収まり、さらにその後発表されたデータで経済の基調的な弱さが示されたことを受け、利回りは低下に転じた。 指標となる10年国債利回りは約5bp低下の4.426%。 2年債利回りも同じく約5bp低下の3.941%となった。
<株式> 小幅に上昇して取引を終えた。半導体大手エヌビディアが四半期決算を受けて上昇した。午後終盤に米控訴裁判所(高裁)がトランプ大統領の広範な関税を復活させる判断を下したが、市場はこの材料を消化した。高裁は29日、意見や理由を示さなかったが、原告らには6月5日までに、行政には6月9日までに回答するよう指示した。米国際貿易裁判所は28日、トランプ氏が発動した一連の関税の大部分を差し止めていた。 この日の取引は終始、不安定な展開となり、主要株価3指数は日中高値を大きく下回って引けた。顧客管理ソフト大手セールスフォースは通期の売上高と調整後利益の見通しを上方修正したにもかかわらず、3.3%下落した。エヌビディアは3.2%上昇。28日引け後に発表した第1・四半期(2─4月)決算は売上高が予想を上回った。米政府の新たな対中輸出規制が発動される前に顧客が人工知能(AI)半導体を調達した。
<金先物> 米長期金利の低下を背景に買われ、上伸した。この日から新たに中心限月となった8月物の清算値(終値に相当)は前日比21.50ドル(0.65%)高の1オンス=3343.90ドル。
<米原油先物> 需要先行き懸念が台頭し、反落した。米国産標準油種WTIの中心限月7月物の清算 値(終値に相当)は前日比0.90ドル(1.46%)安の1バレル=60.94ドルだ った。8月物は1.00ドル安の60.20ドル。
ドル/円 NY終値 144.19/144.
22
始値 145.00
高値 145.11
安値 143.97
ユーロ/ドル NY終値 1.1371/1.13
73
始値 1.1286
高値 1.1384
安値 1.1269
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時05分 97*09.0 4.9244
0 %
前営業日終値 96*15.0 4.9780
0 %
10年債(指標銘柄) 17時05分 98*19.0 4.4259
0 %
前営業日終値 98*05.5 4.4790
0 %
5年債(指標銘柄) 17時04分 100*00. 4.0000
00 %
前営業日終値 99*23.1 4.0620
3 %
2年債(指標銘柄) 17時05分 99*28.1 3.9386
3 %
前営業日終値 99*24.8 3.9920
8 %
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 42215.73 +117.03 +0.28
前営業日終値 42098.70
ナスダック総合 19175.87 +74.93 +0.39
前営業日終値 19100.94
S&P総合500種 5912.17 +23.62 +0.40
前営業日終値 5888.55
COMEX金 8月限 3343.9 +21.5
前営業日終値 3322.4
COMEX銀 7月限 3342.3 +26.3
前営業日終値 3316.0
北海ブレント 7月限 64.15 ‐0.75
前営業日終値 64.90
米WTI先物 7月限 60.94 ‐0.90
前営業日終値 61.84
CRB商品指数 290.7612 ‐2.5010
前営業日終値 293.2622
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