- 2025/05/30 掲載
米コストコ、2―5月期売上高は8%増 市場予想を下回る
既存店売上高(ガソリンを除く)は8%増加し、同予想の6.96%を超えた。消費者が生活必需品の買いだめを行ったことが要因。同社のプライベートブランド(PB)商品は他社ブランド製品よりも価格を安く抑える傾向があるため顧客を引き寄せる効果が大きかった。
コストコはトランプ政権の高関税措置がもたらす影響を軽減するため、今夏に輸入を予定していた商品の一部を前倒しで仕入れた。また、同措置の影響を強く受ける国から輸入し国内で販売してきた商品の大半について、米国以外で売るように切り替えた。
商品値上げは「最後の手段」として当面は見送る方針も明らかにした。
一時的な損益項目を除外した1株当たり利益は4.28ドルで、予想の4.24ドルをやや上回った。同社株は決算発表後の時間外取引で横ばいだった。ただ、年初来の上昇率は約10%に及んでいる。
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