- 2025/06/02 掲載
英5月製造業PMI改定値は46.4、3カ月ぶり高水準
速報値の45.1から上方修正され、4月の45.4を上回った。
新規受注、生産、輸出の減少幅は緩和されたものの、S&Pグローバルは製造業を取り巻く環境は依然として厳しいと指摘した。
S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのディレクター、ロブ・ドブソン氏は「不安定な市場環境、貿易の不確実性、低い顧客信頼感、税金関連の賃金コストの上昇など、英国の製造業が大きな課題に直面していることを5月のPMIは示している」と指摘した。
5月の生産の減少は、国内外の需要減による新規受注の減少が背景にある。また主に米国と欧州の需要減が輸出受注の減少につながった。
今後1年間に生産が増加すると予想する製造業者は49%で、4月の44%をわずかに上回った。
不透明な経済見通しに加え、4月に施行された雇用者の社会保険料引き上げと最低賃金の引き上げを受けて、雇用は過去3カ月で最大のペースで減少した。
しかし、S&Pは投入コストと販売価格の上昇ペースが鈍化していることから、インフレの最悪期は過ぎた可能性があるとの見方を示した。
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