• 2025/06/02 掲載

ユーロ圏製造業PMI、5月49.4に改善 生産3カ月連続増

ロイター

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[ロンドン 2日 ロイター] - ユーロ圏の製造業の縮小が和らぎつつある。S&Pグローバルがまとめた5月のユーロ圏のHCOB製造業購買担当者景気指数(PMI)は好不況の節目である50は引き続き下回ったものの、33カ月ぶりの水準に改善した。生産が3カ月連続で増加し、需要もほぼ安定した。

5月のPMIは速報値と同じく49.4。4月の49.0から上昇した。

ハンブルク商業銀行(HCOB)のチーフエコノミスト、サイラス・デラルビア氏は「PMIのヘッドラインは上昇傾向が続いており、回復が進んでいることを示している」と述べた。

生産指数は3カ月連続で上昇し51.5と2022年3月の水準と並んだ。2年近く減少していた新規受注は安定に近づき、輸出受注は38カ月ぶりの高水準となった。

企業は人員削減を縮小し、雇用は23年9月以来最も穏やかな減少となった。購買活動は約3年ぶりの小幅な縮小にとどまった。

米国による高関税賦課が懸念されているが、先行きの見通しは22年2月以来の高水準に回復した。将来生産指数は58.0から61.6に上昇した。

投入コストは2カ月連続で低下し、過去14カ月で最大の低下ペースとなった。これを受けて、販売価格は2月以来初めて下がった。

デラルビア氏は欧州中央銀行(ECB)の利下げ観測に追い風だと指摘した。

国別では、ギリシャのPMIが53.2で最高。スペインは50.5で拡大基調に戻った。フランスは28カ月ぶり高水準の49.8で節目に近づいた。ドイツは48.3と主要国の中で最低だったが、過去3年間で有数の穏やかな縮小にとどまった。

「生産はユーロ圏主要4カ国全てで回復しており、回復が広範囲に及んでいることを示す」とデラルビア氏は指摘した。

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