- 2025/06/03 掲載
米ISM製造業景気指数、5月は6カ月ぶり低水準 納期が長期化
4月は48.7だった。50が拡大・縮小の分岐点となる。ただ、ISMが長期的に経済全体の拡大を示すとしている42.3の水準は依然として上回っている。エコノミスト予想は49.3だった。
この結果は、輸入原材料に大きく依存している製造業が、米中貿易摩擦の緩和の恩恵を受けていないことを示唆している。エコノミストらは、輸入関税の発動方針が二転三転しているため企業の計画策定が困難になっていると指摘している。
供給業者の納入を示す指数は4月の55.2から56.1に上昇した。同指数は50を超えると納入が遅延していることを示す。納入期間の長期化は通常、好景気と関連しているが、今回の長期化は、関税に関連したサプライチェーンのボトルネックを示唆している可能性が高い。
輸入指数は4月の47.1から39.9に低下した。
先行きを示す新規受注指数は4月の47.2から47.6にわずかに上昇した。
支払い価格指数は、サプライチェーンの逼迫を反映し、4月の69.8から69.4に低下したが、依然として高水準にある。
雇用指数は4月の46.5から46.8に小幅上昇した。
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