- 2025/06/05 掲載
英サービスPMI、5月は再び50超え 「米関税懸念が後退」
[ロンドン 4日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた5月の英国のサービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値は50.9となり、景況拡大・悪化の分かれ目となる50を再び上回った。
速報値は50.2だった。4月は49.0で、2023年10月以来初めて好不況の分かれ目となる50を下回っていた。
5月は製造業と合わせた総合PMIも上昇し、50を上回った。
S&Pグローバルのエコノミクスディレクター、ティム・ムーア氏は「米国の関税に対する懸念の後退、世界の金融市場の回復、取引先の信頼感の高まりが生産の伸びを支えた」と述べた。
輸出受注は大幅に回復し、全体の新規受注の減少ペースも鈍化した。
企業は過去8カ月間、主に離職者の補充を行わない形で従業員数を削減してきたが、5月の人員減ペースは過去6カ月で最も遅くなった。
コストの伸びは4月より鈍化したものの、依然として急速なペースで、主因は人件費の上昇となっている。
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