- 2025/06/06 掲載
景気一致指数 4月0.3ポイント低下、先行指数はコロナ禍以来の低下幅
[東京 6日 ロイター] - 内閣府が6日公表した4月の景気動向指数(速報値、2020年=100)によると、足元の景気を示す一致指数は前月比0.3ポイント低下の115.5と2カ月連続でマイナスとなった。先行指数は同4.2ポイント低下の103.4。3カ月連続のマイナスで、低下幅は新型コロナ感染が拡大した2020年4月以来の大きさだった。
一致指数から機械的に決める基調判断は、12カ月連続で「下げ止まりを示している」とした。
一致指数を構成する指標のうち、投資財出荷指数や輸出数量指数、生産指数などがマイナスに寄与した。フラットパネルや半導体製造装置の減少が響いた。輸出は欧州連合(EU)向けが悪化した。
先行指数は、トランプ関税の影響で消費者態度指数や日経商品指数、東証株価指数が悪化したのが響いた。新設住宅着工床面積も省エネ基準厳格化による駆け込み需要が3月に発生した反動で悪化した。
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