- 2025/06/07 掲載
FRB利下げ急がず、労働市場堅調 「夏の終わりまで」据え置きの公算
5月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数の増加数は13万9000人と、前月から減速したものの、失業率は4.2%と、横ばいだった。
金融市場ではこれまでも、FRBは利下げ再開を9月まで待ち、12月までに2回目の利下げを実施するとの見方が出ていた。今回の雇用統計を受け、年内に3回目の利下げが実施されるとの観測は後退した。
グローバルXの投資戦略責任者スコット・ヘルフスタイン氏は「雇用者数が底堅く推移していることで、FRBが示している『忍耐強く』対応する姿勢が裏付けられた」とし、「関税交渉の進展を見守ると同時に、物価が安定していると確認するため、FRBは夏の終わりまで金利を据え置く可能性が高い」と述べた。
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