- 2025/06/16 掲載
ECB、政策の柔軟性維持すべき 不確実性高い=独連銀総裁
ECBは昨年6月以降8回の利下げを実施したが、7月は金融緩和の一時停止する可能性を示唆した。市場は現在、年内にもう1回の利下げを織り込んでおり、これにより預金金利は1.75%になると見込まれている。
しかしナーゲル氏はフランクフルトでの会合で、状況が極めて急速に変化する可能性があるとし、現時点では利下げの一時停止も、さらなる利下げも約束するのは賢明ではなく、ECBは柔軟性を保つべきだと述べた。
「むしろ物価安定を脅かすリスクに常に注意を払うべきだ。これは現在の中東情勢の進展を考慮しても同様だ」と語った。
ドイツの経済成長は第2・四半期に停滞すると予想し、世界的な貿易戦争が中期的にドイツの成長率を0.75%ポイント押し下げる可能性があるとの見方を示した。
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