- 2025/06/17 掲載
エア・インディア、事故契機に安全性高める取り組み強化を 会長が従業員に訴え
タタ・グループ広報担当はロイターに対し、チャンドラセカラン氏はニューデリー近くのエア・インディア本社で開催した従業員700人参加のタウンホール会議で、墜落事故は自身のキャリアで「最も悲痛な思いにさせる」危機だと語ったと明らかにした。
ロンドン南部ガトウィック空港行きの乗客・乗員242人を乗せたボーイング787─8ドリームライナーは12日、インド西部グジャラート州アーメダバードで離陸直後に高度を失い、建物に墜落した。乗客1人を除き、全員が死亡したと発表され、地上でも約30人が死亡。過去10年で世界最悪の航空機事故となった。
エア・インディアとインド政府は、事故の原因を調査するためにエンジン推力、フラップ、離陸時に着陸装置が出たままになっていた理由など、複数の要因を検証している。
今回の事故は、長年老朽化した機材の刷新に努めてきたエア・インディアと、安全と生産に関わる一連の危機を経て人々の信頼回復を目指すボーイングに対して新たな課題を突き付けている。
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