- 2025/06/17 掲載
香港の新世界発展、16日期限の米ドル建て債利払いを履行=関係筋
[17日 ロイター] - 香港の不動産大手、新世界発展が16日に期限を迎えた米ドル建て債の利払いを履行したことが分かった。関係筋が17日に明らかにした。同社の資金繰りを巡る懸念はいったん落ち着きそうだ。
新世界発展は同業他社の中でも高水準の負債比率となっており、昨年には最高経営責任者(CEO)が2度交代。最近では4本の永久債について総額7720万米ドルの利払いを見送ると発表していた。
同社はシニア債の利払いに関するコメントを避けた。
2027年6月満期債を巡っては16日が510万米ドル相当の利払い期限で、14日間の猶予期間があった。
永久債の利払いを延期しても債務不履行(デフォルト)にはならないが、シニア債の利払いを期限内に行わなかった場合は債務不履行となる。
利払い履行については、ブルームバーグ・ニュースが最初に報じていた。
報道によると、新世界発展は今月末までに875億香港ドルの借り換えを完了させるため、数カ月前から金融機関と交渉を進めており、先週には87%の借り換えについて銀行から支持を得たという。
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