- 2025/06/18 掲載
イスラエル行き輸送船舶、戦争リスク保険料が最大3倍に急騰
同関係者によると、航海期間が7日間の場合、1週間前の同保険料は船舶価格の約0.2%相当だったが、足元では大幅に高い0.7―1.0%相当が提示されている。
海上保険はリスク評価や料率の設定が保険の引受人ごとに異なるものの、1回の航海ごとに日額で数万ドルの追加コストが発生することになる。
提示される保険料は過去に2%を超えたことがあった。最近では2023年11月、イスラム組織ハマスとイスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザでの武力衝突が要因となった。
イスラエルは輸入の多くを海路に依存し、主要港が北部のハイファやガザに近いアシュトッド、紅海沿岸のエイラートだ。
イスラエルの石油精製・石油化学大手バザン・グループは16日、イランによる攻撃で発電所が被害を受けたため、ハイファにある同国最大の製油所の稼働を停止した。
マリントラフィックの船舶追跡データによると、17日にハイファ湾周辺に船舶約30隻(多くは一般貨物船)が停泊していた。
ハイファの港湾産業に携わるイスラエルの情報筋によると、ハイファの港湾ターミナル全てが通常通りに動いており、フル稼働を維持しているという。
イエメンの親イラン武装組織フーシ派は3月、イスラエル軍のガザ攻撃を受けて、ハイファ港を海上封鎖すると宣言していた。
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