- 2025/06/19 掲載
日鉄株が乱高下、USスチール買収で増資に言及し思惑交錯
同社が19日の会見で「増資の可能性はないわけではない。視野には入っている」との見解を示したことが伝わると、株価は売りが先行。一方、「希薄化が起こるような増資は考えていない」との意向が伝わり、買いが優勢になった。
市場では「株主に配慮していることが確認され、一定の安心感になっている可能性がある」(岩井コスモ証券の有沢正一投資調査部部長)との声が聞かれる。このところの株価は増資懸念で軟調だったが、いったん出尽くしになりそうだという。
先行きの投資も控えていることから、財務面の懸念はつきまとうものの「投資家の目線は、買収に伴う中長期の成長の方に向かうのではないか」と有沢氏は話している。
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