- 2025/06/19 掲載
午後3時のドルは145円前半で売買交錯、中東緊迫で様子見姿勢
[東京 19日 ロイター] -
午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤から横ばいの145円前半で取引されている。トランプ米大統領がイラン攻撃計画を承認したとの報道などを受けて、緊迫する中東情勢を見極めようと手控えムードが強まった。
ドルは午前に一時下落する場面もあったが、144円後半から145円前半の狭いレンジ内で売買が交錯した。きょうは米国が休場となることも、様子見ムードを強める一因となった。
他の主要通貨も総じて横ばい。5月就業者数が予想外の減少となった豪ドルが93円半ばへ一時売られたが、大きな値動きには至らなかった。
前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)やパウエル連邦準備理事会(FRB)議長会見に新たな手掛かりが乏しかったことも、取引見送りにつながったという。
注目の経済見通しでは、インフレ率と失業率を引き上げ成長率を下方修正したが、予想の範囲内との受け止めが多く、「利下げを急ぐことはないとの見解を示した」(バークレイズ)、「関税の影響がインフレにどう現れるかを見極めたいと考えているようだ」(ゴールドマン・サックス)といった声が聞かれた。
トランプ氏は18日、イランにどのように対応するかまだ決定していないと述べたが、市場ではイスラエルの軍事作戦へ米国が参加する可能性を想定する声が増えている。情勢が一段と緊迫すれば「リスク回避で再びドルや円、スイスフランなどが買われやすくなる」(外銀アナリスト)見通しだという。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 145.09/145.14 1.1456/1.1458 166.25/166.26
午前9時現在 144.94/144.98 1.1475/1.1477 166.34/166.36
NY午後5時 145.10/145.13 1.1479/1.1483 166.56/166.67
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