- 2025/06/19 掲載
ECB、政策変更なら利下げの可能性高い=仏中銀総裁
イタリアの欧州大学研究所での講演で、エネルギー価格が基調的なインフレや幅広い物価予想に波及する兆候が見られるかをECBは注視しており、その兆候があれば金融政策を調整する可能性があると述べた。
原油価格はイスラエルとイランの紛争により上昇しているが、ユーロ高が欧州の物価への影響を軽減している。
ビルロワドガロー氏はユーロが10%上昇すれば、原油価格が10ユーロ上昇した場合のインフレ効果はほぼ相殺されるとの見方を示した。
一方、金融市場はユーロ圏のインフレ率が上振れするよりもECBが目標とする2%を下振れるリスクの方が大きいことを示唆している。
ビルロワドガロー氏は「このような状況下では、われわれは今後の全ての会合において警戒を怠らず、機敏に対応する必要がある」と述べた。
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