- 2025/06/19 掲載
日本の造船シェア2割へ=再興に意欲―業界団体新会長
日本造船工業会は19日の総会で、金花芳則会長(川崎重工業会長)の後任に今治造船(愛媛県今治市)の檜垣幸人社長を選出した。東京都内で記者会見した檜垣氏は、現在13%程度に低迷している日本メーカーの造船建造量の世界シェアについて、2030年に20%を目指す考えを強調、国内造船業の再興へ意欲を示した。
日本のシェアはかつて4、5割あったが、政府の後押しを受けた中国や韓国メーカーの低価格攻勢で後退。檜垣氏は「(価格設定の主導権を握る)プライスリーダーになるには、2030年にシェア20%は最低限」と指摘した。一方、「資金がない。民間だけでは厳しい」として、大規模投資には国の支援が不可欠とも主張した。
【時事通信社】
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