- 2025/06/20 掲載
財務省、20年債の減額上積み 消却案「今後の検討否定せず」
[東京 20日 ロイター] - 財務省は20日の国債市場特別参加者会合で、2025年度国債発行計画の修正案を提示した。20年債の減額幅は当初1回当たり1000億円としていたが、最終的に2000億円に上積みした。超長期国債の買い入れ消却については「今後検討の可能性を否定するものではない」と含みを持たせた。
会合後、財務省幹部が報道陣に語った。
超長期債のうち、20年債の減額幅を上積みしたことについて同省幹部は「相対的にみて、より減額してほしいという希望が多かった」と説明。生命保険各社の責任準備金対応の一巡などで「需給悪化が継続しているのは間違いない」と、減額案の狙いを語った。
国債発行計画の見直しでは、市中からの買い入れ消却について、脚注に「市場の状況や市場参加者との意見交換も踏まえ、必要に応じて実施する」と記した。
買い入れ消却を巡り、同省幹部は「現時点で実施に向けて作業を進めていることはない」と今回の見直しでは対象外とする一方、今後の可能性に含みを残した。
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