- 2025/06/21 掲載
5月の米CB景気先行指数、6カ月連続低下 景気後退の兆候示唆
消費者の悲観的な見通し、製造業の受注低調、失業保険申請件数の増加、建設許可申請件数の減少などが、米経済活動の先行きの押し下げ要因となった。
4月は1.4%低下に下方修正された。低下の大きさは、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が始まった2020年春以来。
CBのシニア・マネジャー、ユスティナ・ザビンスカ・ラ・モニカ氏は、米関税措置の一時停止を受けて5月に株価が反発したことはプラス要因となったものの、他の要因の影響がやや上回ったと指摘。4月の大幅な下方修正と5月の一段の低下によって、シグナルが出ている景気後退は予想していないとした上で「25年の実質国内総生産(GDP) の伸び率は1.6%と24年から鈍化し、関税影響で26年にはさらに減速する可能性がある」と述べた。
景気先行指数は、新型コロナ禍後に物価上昇がピークに達した際にも景気後退の兆候を示したものの、景気後退には至らなかった。
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