- 2025/06/23 掲載
銀行名に「ドコモ入れる」=経済圏競争で一体化強調―前田社長
NTTドコモの前田義晃社長がインタビューに応じ、先月買収を発表した住信SBIネット銀行の名称に「『ドコモ』を入れることを考えている」と明らかにした。ポイントで顧客を囲い込む「経済圏」競争が激しさを増しており、自社の通信・金融サービスと一体的に利用できる銀行だと分かりやすく伝えるのが狙い。
買収後も株式の3分の1強を保有する大株主の三井住友信託銀行などと協議し、最終決定する。
前田社長は金融事業が通信に次ぐ重要分野だと強調。特に、銀行はクレジットカードや積み立て投資、住宅ローンなど金融サービスの「真ん中に来る」と述べた。利用者には「ポイントも含めた還元がある」と語った。
ドコモは今月、スポーツ動画配信「DAZN(ダゾーン)」などの特典が付いた新料金プラン「ドコモMAX」を始めた。前田社長は新プランの契約者数について「計画よりも積み上がっており、良い出足だ」と説明した。都市部を中心に要望が寄せられている通信品質改善の取り組みに関しては、「今年度も来年度も強力に進める」と話した。
【時事通信社】 〔写真説明〕インタビューに答えるNTTドコモの前田義晃社長=東京都千代田区
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