- 2025/06/23 掲載
仏総合PMI速報値、6月は48.5へ低下 予想も下回る
サービス業PMIは48.7と、5月の48.9ポイントから低下した。ロイター調査の予測(49.2)を下回った。
製造業PMIも47.8と、5月の49.8から低下した。ロイター調査の予測は50.0だった。
製造業は顧客の過剰在庫や厳しい市場環境、受注の延期といった要因から打撃を受けた。新規受注指数は13カ月連続で拡大と縮小の分かれ目となる50を下回り、2月以来の低水準となった。
米国の関税をめぐる不確実性やイスラエルとイランの紛争など、地政学的緊張も企業活動に悪影響を与えている。
ハンブルク商業銀行のジュニアエコノミスト、ヨナス・フェルドフーセン氏は「新規受注の減少が示すように、国内の製品需要は弱まっており見通しは不透明だ」と指摘した。
「欧州中央銀行(ECB)の利下げや欧州連合(EU)レベルでの規制緩和の取り組み、防衛分野への投資は製造業を引き続き支援する可能性が高い。しかし、中東情勢の緊迫化によってさらに悪化した世界貿易や地政学をめぐる不確実性、世界的な競争が今後の見通しを弱めている」と述べた。
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