- 2025/06/23 掲載
ユーロ圏6月PMIは横ばい、サービスは50に改善
S&Pグローバルがまとめた6月のHCOB購買担当者景気指数(PMI)速報値は、サービスと製造業を合わせた総合PMIが50.2で5月から変わらず。ロイターの調査では50.5への改善が予想されていた。
ハンブルグ商業銀行(HCOB)のチーフエコノミスト、サイラス・デラルビア氏は「ユーロ圏経済はなかなか勢いづかない。この6カ月、成長はごくわずかで、サービス部門の活動は停滞し、製造業の生産は緩やかな増加にとどまっている」と述べた。ドイツでは幾分状況改善の兆しが見られるが、フランスが足を引っ張り続けていると指摘した。
全体的な需要は小幅ながら13カ月連続で減少。新規事業指数は49.0から49.7に改善した。
サービスPMIは、49.7から好不況の分かれ目である50に上昇し、エコノミスト予想と一致した。楽観的な見方が増え、事業見通しの指数は56.2から4カ月ぶり高水準の57.9に上昇した。
製造業PMIは前月と同じく49.4。エコノミスト予想の49.8を下回った。生産指数は51.5から51.0に低下した。
販売価格は2カ月連続で下落した。産出価格指数は49.2で横ばいだった。
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