- 2025/06/24 掲載
公的資金、7月末にも完済=2300億円、再上場目指す―SBI新生銀行
SBI新生銀行が、国から注入された公的資金の残り約2300億円を7月末にも全額返済する方針を固めたことが24日、分かった。政府系の預金保険機構などが保有するSBI新生銀の優先株を、親会社のSBIホールディングス(HD)側が買い取る方向だ。大手行で唯一残っていた公的資金の完済で、1990年代後半に深刻化した日本の金融危機への国の対応に区切りが付く。
返済を見据え、SBI新生銀は7月中に東証への上場申請を行い、年内に前身の旧日本長期信用銀行の時代も含め3度目となる上場実現を目指す。再上場により、SBIHDが掲げる「第4のメガバンク構想」の中核銀行として、地域金融機関との協業を含めて成長戦略を加速させたい考え。
【時事通信社】 〔写真説明〕SBI新生銀行の看板
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