- 2025/06/26 掲載
欧州企業のディストレス指数、9カ月ぶりの高水準に
指数上昇の要因として、欧州の経済成長見通しの下振れや、地政学的な不確実性の高まりなどが挙げられた。WEDIは欧州の上場企業3750社超のデータを用い、流動性や収益性、リスク、企業価値評価などを考慮に入れた16の指標で企業の苦境状況を評価している。
中でも小売り・消費財企業の指数は2009年9月以来、15年8カ月ぶりの高水準を付けた。逼迫した信用状況や、消費者需要の後退などが足を引っ張った。
ドイツの指数は新型コロナウイルス禍の20年5月以来、5年ぶりの高水準となり、欧州諸国で最も高かった。政府の大規模な財政刺激策が追い風となるものの、24年の国内総生産(GDP)は2年連続でマイナス成長となった。
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