- 2025/06/26 掲載
米フランクリン・テンプルトン、数年ぶりに中国株投資再開
同社のグローバル・ロングターム・アンコンストレインド・チーム責任者ゼリッド・オスマニ氏はロイターに対し、約20億ドルを運用するファンド群は過去2─3年間中国株に全く投資していなかったが、数週間前から買いを入れていると明らかにした。
「われわれは慎重に(投資に)踏み出した」と述べた。「当社が運用する一部のファンドでは、中国株のアンダーウエートを縮小し、また一部のグローバルファンドでは中国へのエクスポージャーを中立にした」と説明した。
中国市場への投資を再開した主な理由として、数年にわたる成長鈍化、不動産市場の問題、地政学的な緊張、さらに「共同富裕」のスローガンの下での大手テクノロジー企業に対する締め付けを経て、中国市場が割安になっているためだとした。。
また、習近平国家主席が今年、「産業界のリーダー」を集めてハイテク締め付けの終結を示唆したことや、中国と米国の双方が貿易交渉のテーブルに着く意欲を示したことも好材料だと指摘した。
「中国は財政政策や金融政策の面で、他の多くの国よりも多くの手段を講じることが可能だ」との見方を示した。
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