- 2025/06/27 掲載
NY市場サマリー(26日)S&Pとナスダック最高値に迫る、ドル下落・利回り低下
ユーロ<EUR=>は0.51%高の1.1719ドル。一時、2021年9月以来の高値1.1744ドルを付けた。
英ポンド<GBP=>は0.62%高の1.3748ドルだった。一時1.3770ドルと、2021年10月以来の高値を付けた。
スイスフラン<CHF=>も1ドル=0.799フランと、10年半ぶりの高値を付けた。
ドル/円<JPY=>は0.72%安の144.2円。
投資家らはまた、貿易相手国との関税交渉の期限としてトランプ政権が自ら設定した7月9日にも注目している。
<債券> 利回りが低下した。市場では軟調な雇用関連指標や、トランプ大統領が連邦準備理事会(FRB)議長の後任を近く指名する可能性があるとの報道から、利下げ時期がより早期になるとの見方が広がった。
この日労働省が発表した、失業保険の週間継続受給件数は2021年11月以来の高水準を記録した。また、商務省が発表した第1・四半期の国内総生産(GDP)確報値は年率換算で前期比0.5%減と、改定値の0.2%減から下方修正された。いずれも、米経済の鈍化兆候を示唆した。
2年債と10年債の利回り格差は53.1ベーシスポイント(bp)。短期金利が長期金利よりも低下し、イールド・カーブが急になるブルスティープ化が見られた。
指標となる10年債利回り<US10YT=RR>は4.3bp低下の4.25%。30年債利回りは3.1bp低下の4.811%となった。
<株式> 上昇し、S&P総合500種とナスダック総合は過去最高値に迫った。イスラエルとイランの停戦が維持されているほか、一連の経済指標が連邦準備理事会(FRB)による年内の利下げを支持する内容となったことが背景。
幅広い銘柄に買いが入り、主要株価3指数はいずれも上昇。週間でもプラスを記録する見通しとなっている。
S&P500とナスダックは終値での史上最高値にあと一歩のところまで迫っている。
FRBは25日、グローバルなシステム上重要な銀行(GSIB)に適用する米国債などの低リスク資産保有に関する資本要件の緩和提案を公表した。
これを受けて銀行株がアウトパフォームした。
半導体大手マイクロン・テクノロジーは25日夜に公表した第4・四半期(6─8月期)の売上高見通しが市場予想を上回ったものの、株価は1.0%下落した。nL6N3SS289
<金先物> 中東情勢の緊張緩和や米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ時期を巡る不透明感がくすぶる中、小幅続伸した。中心限月8月物の清算値(終値に相当)は、前日比4.90ドル(0.15%)高の1オンス=3348.00ドル。
<米原油先物> 中東情勢の先行きが注視される中、需給引き締まり観測を背景とした買いが優勢となり、続伸した。米国産標準油種WTIの中心限月8月物の清算値(終値に相当)は、前日比0.32ドル(0.49%)高の1バレル=65.24ドル。9月物は0.36ドル高 の63.82ドルだった。
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