- 2025/06/27 掲載
訂正-アップル、EU内の「アップストア」規則変更 制裁金回避目指す
(英文の訂正により、制裁金に関する内容を本文第3段落目に付け加えました。アップルは4月に科された5億ユーロの制裁金をすでに支払っていました。併せて本文第1段落目と第2段落目も修正しています。)
[サンフランシスコ 26日 ロイター] - 米アップルは26日、欧州連合(EU)域内でアプリ配信サービス「アップストア」の規則と手数料を変更した。
欧州委員会は4月、アップルがアップストアで、アプリ開発業者が利用者を割安な他の手法に誘導することを阻止する技術的・商業的制約を設けているとして、その排除を命令。5億ユーロ(5億8000万ドル)の制裁金を科していた。
今回の変更は、EUのデジタル市場法(DMA)を順守していることを示す60日間の猶予を経たアップルが、全世界1日当たり平均売上高の5%(1日当たり約5000万ユーロ)の制裁金を回避することを目的としている。4月に科された5億ユーロの制裁金はすでに支払っている。
アップルによると、開発業者はアップストア経由での購入に対して20%の手数料を支払うが、アップルの「スモール・ビジネス・プログラム」では手数料は13%まで下がる可能性があるという。
支払いのためアップストア以外のサイトに顧客を誘導する開発業者は最低で5%、最大で15%の手数料を支払うことになる。開発業者はまた、ユーザーを外部の支払いサイトに誘導するためのリンクを好きなだけ使用できるようになる。
アップルは声明で「欧州委はアップルに対し、アップストアの一連の追加変更を要求している。われわれはこの結果に同意しておらず、上訴する予定だ」と述べた。
欧州委は、アップルの変更がDMAに準拠しているかどうか審査すると表明した。
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