- 2025/06/27 掲載
ドイツ企業倒産、上半期は9.4%増 過去10年で最高
需要の低迷に加え、コスト上昇や経営環境の先行き不透明感が要因だった。
チーフエコノミストのパトリック・ルートヴィヒ・ハンチュ氏によると、企業は徐々に財務に余裕がなくなっており、融資継続を断られるケースも出ている状況で、経営は厳しさを増している。
マクロ面で見てもドイツ経済は過去2年間景気後退が続き、今後も大幅改善が見込めないという。こうしたことから、年内は倒産リスクが引き続き高いと指摘。「ドイツは依然、景気が深刻で構造危機の最中にある」と厳しい見方を示した。
企業の不調の影響は個人を直撃しており、勤め先の倒産で影響を受けた労働者数は6%増の約14万1000人に及んだ。産業分野での失業が目立った。生活費高騰も直撃し、個人破産件数は6.6%増の約3万7700件に達した。
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