- 2025/06/27 掲載
東京株式市場・前引け=日経平均は大幅続伸、5カ月ぶり4万円台回復
前日の米市場では主要3指数がそろって上昇し、フィラデルフィア半導体指数(SOX指数)も高かったことで、東京市場では引き続き半導体関連銘柄に買い優勢の展開。日経平均は寄り付いた後、4万円を超えた後も上げ幅を広げる展開となった。
テクニカル的には4万円を少し超えたレベルは過去に何度も押し戻された経緯があるため「昨年12月27日の取引時間中に付けた戻り高値はこの先、強く意識されて戻りの節目になる可能性もある」(国内証券ストラテジスト)という。
市場ではきょうの動きに関して「12月決算銘柄の配当権利落ち日であることが大きい。これらの配当再投資に絡んで、ここ一両日で約2300億円の先物買いの需要が発生するため、それが4万円回復を後押しした」(大和証券・チーフテクニカルアナリストの木野内栄治氏)との声も出ていた。
TOPIXは1.3%高の2841.08ポイントで午前の取引を終了。年初来高値を更新した。東証プライム市場の売買代金は2兆8029億9300万円だった。
東証33業種では、値上がりは輸送用機器、電気機器、非鉄金属など27業種、値下がりは鉱業、食料品など6業種だった。
個別では、東京エレクトロン、ディスコなど半導体関連株が賑わっているほか、トヨタ自動車も堅調となり、三菱重工業が年初来高値を更新した。半面、中外製薬など薬品株がさえない。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1023銘柄(62%)、値下がりは524銘柄(32%)、変わらずは72銘柄(4%)だった。
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