- 2025/06/27 掲載
独当局、ディープシークをアプリストアから排除へ データ保護懸念
[フランクフルト 27日 ロイター] - ドイツ当局は、中国の人工知能(AI)新興企業ディープシークについて、アップル とグーグル のアプリストアから削除するよう求めた。
データ保護当局の27日の声明によると、ディープシークがユーザーの個人情報を違法に中国に転送しているとしてアップル とグーグルに報告した。両社は懸念事項を検討したうえで決定する必要がある。
ドイツのユーザーのデータが、EU(欧州連合)と同等のレベルで中国でも保護されていると確認できなかったと指摘。「中国当局は、中国企業の影響が及ぶ範囲内で個人データへの広範囲なアクセス権を持っている」としている。
当局は5月にディープシークに対し、EU域外へのデータ移転要件を満たすか自主的にアプリを削除するよう要請、これに応じなかったため今回の決定に至ったという。
ディープシークのプライバシーポリシーによると、AII プログラムへの質問やアップロードされたファイルなど、多数の個人データが中国で保存されている。
ロイターは今週、ディープシークが中国の軍事・諜報活動を支援しているほか、米国の規制により中国に輸出できない高性能半導体を入手するために東南アジアのダミー会社を利用しようとしていたと報じた。
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