- 2025/07/25 掲載
上海証取が社債市場振興策、起債のすそ野広げ投資家誘致=関係者
中国政府は、経済生産の60%以上、税収の半分以上を占める民間部門が資金調達しやすい環境を整備しようとしている。
関係者によると、新枠組みの下で上海証取は証券会社、ヘッジファンド、運用会社向けの説明会をオンラインや対面で頻繁に開催し、発行体の事業や財務内容を理解できる機会を設けている。また、投資の誘致に向け、発行を引き受けた証券会社に対し当該債券を購入し、流通市場で取引するよう働きかけている。
中国の社債発行市場は、国有企業がほとんどを占め、民間企業はごくわずかにとどまる。関係者によると、投資家は安全重視で国有企業や金融会社の債券に向かい、民間企業の債券は投資候補になりにくい。ただ低金利環境で国有企業債の利回りの低さに不満も出ており、上海証取の取り組みは時宜を得たものと言えるという。
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR