- 2025/07/29 掲載
午前の日経平均は続落、反動安が継続 決算前の持ち高調整も
日経平均は230円安で寄り付き、しばらくもみ合った後再び軟化。前場終盤で387円安の4万0611円25銭まで下落した。前週の日経平均が4万2000円を回復した急上昇の反動安がきょうも続いた。景気敏感株が総じて弱かった半面、内需株は底堅かった。
きょうは引け後にアドバンテストが決算を発表するため、半導体関連中心に持ち高調整の売りが広がりやすい。市場では「半導体関連株はこれまで期待先行で買われてきただけに、ここ2週間は決算内容を吟味をする流れの中で、株価は神経質になりやすいだろう」(アイザワ証券の坂瀬勝義市場情報部長)との声があった。
TOPIXは0.95%安の2902.95ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は1兆8926億1600万円。東証33業種では、値下がりは輸送用機器、精密機器、卸売、海運など30業種、値上がりは鉱業、石油・石炭製品、情報・通信の3業種だった。
主力株では、アドバンテスト、東京エレクトロン、ファーストリテイリングが1%弱下落した。レーザーテックはレーティング引き下げが嫌気され、6%超安。前日に決算を発表した日東電工3%超安だった。
半面、前日に好決算を発表した野村総合研究所は9%超高。大塚ホールディングス、良品計画も2─3%超高で底堅かった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが396銘柄(24%)、値下がりは1156銘柄(71%)、変わらずは72銘柄(4%)だった。
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