• 2025/07/29 掲載

フィリピン中銀は緩和バイアス堅持、年内2回利下げへ=レモロナ総裁

ロイター

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Karen Lema

[マニラ 28日 ロイター] - フィリピン中央銀行のレモロナ総裁は28日のロイターとのインタビューで、中銀は緩和バイアスを維持する方針を堅持しており、年内に主要政策金利を2回引き下げる見通しだが、そのタイミングは経済成長とインフレの動向次第だと述べた。

中銀の金融政策について「われわれは依然として同じ緩和サイクルの中にいて、一歩一歩慎重に進んでいる。それは良い兆候であり、予定通り進んでいるということだ」と述べた。

中銀は今後の政策決定、特に8月28日の金融政策会合で利下げするかどうかを判断するにあたり、経済指標を注視している。

レモロナ氏は「もし成長の数字が予想より悪く、インフレが予想より低ければ、利下げにとって良いタイミングだ。データを2度、3度と確認する必要がある」と述べ、追加緩和を決める上で成長率とインフレ率の動きが鍵になると強調した。

成長率については第2・四半期が第1・四半期実績の5.4%を上回ると楽観的な見通しを示し、米国との通商合意で不確実性が薄れ、成長にとって追い風になると分析した。その一方、中東情勢の緊迫、とりわけ原油価格や地域紛争をめぐる問題など、フィリピンの成長見通しを曇らせるリスク要因もあると警戒感もにじませた。

政策決定においては米連邦準備理事会(FRB)の動きなど海外の金融情勢を考慮に入れているが、FRBの影響力は近年薄れていると指摘。その理由として金融市場の進化と、金融政策でFRBとしっかり歩調を合わせなくても通貨ペソが堅調に推移している点を挙げた。

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