- 2025/07/29 掲載
ヘッジファンドのテック株売りが1年ぶり規模、割高化で持ち高圧縮か
[ロンドン 28日 ロイター] - ヘッジファンドによる先週のテック(ハイテク)株売却が昨年7月以来1年ぶりの規模に膨らんだ。ゴールドマン・サックスの顧客向け資料をロイターが確認して分かった。
S&P総合500種 は足元で年初来安値から約28%上昇し、ナスダック総合の上昇率も38%を記録。LSEG/データストリームによると、25日時点のS&P総合500種銘柄の予想利益に基づく株価収益率(PER)は23.11倍と、およそ5カ月ぶりの高水準になった。さらにテック株の一部は最も割高な銘柄になっている。
ゴールドマンの分析では、こうした中でヘッジファンドは世界的に、他のどの業種よりもテック株の売りを活発化させたもよう。対象は半導体からソフトウエア、ITサービスまでセクター全体に及んだが、売り持ちではなく、買い持ちの圧縮や解消に動いたとみられている。
一方生活必需品が米国株の全業種で最も買われた。ヘッジファンドは4週連続でこれらの買いに入り、食品・飲料やパーソナルケア関連などが物色対象だという。
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