• 2025/07/29 掲載

アドバンテスト、AI関連需要増で通期上方修正 4―6月期は過去最高

ロイター

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Ritsuko Shimizu

[東京 29日 ロイター] - アドバンテストは29日、2026年3月期の連結営業利益(国際会計基準)を2420億円から前期比31.5%増の3000億円に上方修正した。人工知能(AI)関連向けの半導体の複雑化、需要拡大を背景に検査装置も高水準の需要が続いている。AI関連半導体に参入する企業の増加も需要に寄与している。

会社予想はIBESがまとめたアナリスト23人の予想平均値3020億円と同水準だった。

連結売上高は7550億円の見通しを8350億円(同7.1%増)に引き上げた。

同社では、AI関連向け需要が当初の予想を超えているとし、2025年のSoC(システムオンチップ)の検査装置市場規模の予測を42―48億ドルから57―63億ドルへと上方修正した。

下期については、次世代デバイスへの移行期に入るため、検査装置は一時調整局面となるが、26年度に需要が再加速するとみている。一方、自動車や産業機器関連向けは依然として軟調に推移しており、回復にはなお時間を要するという。

通期見通しの前提為替レートは1ドル=142円、1ユーロ=157円。

ダグラス・ラフィーバ最高経営責任者(CEO)は会見で「供給能力の拡充は引き続き最優先事項。市場の成長率を上回る成長を実現する」と述べた。同社は過去数年間で検査装置の生産能力を約3倍に拡大してきたが、26年度末にかけて、さらなる拡充を計画している。収益についても「来年度もポジティブに見ている。今のところ、来年度がダウンになるという根拠は見当たらない」とした。

前倒しの需要が出たこともあり、4―6月期の連結売上高は前年同期比90.1%増の2637億円、営業利益は同3.9倍の1239億円で、売上高、営業利益ともに第1・四半期として過去最高となった。収益性の高いハイエンドSoC向けの増加やスケールメリット効果などにより、営業利益率も47%(前期は27.6%)と過去最高を記録した。

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