- 2025/08/01 掲載
独CPI、7月速報は前年比+1.8%に鈍化 物価圧力が一段緩和
[ベルリン 31日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が31日発表した7月の消費者物価指数(CPI)速報値は、欧州連合(EU)基準(HICP)で前年比1.8%上昇し、前月の2.0%から伸びが鈍化した。ロイターがまとめたアナリスト予想1.9%上昇を下回り、物価圧力の一段緩和を示した。
変動の激しい食品とエネルギー価格を除いたコア指数は2.7%上昇で、伸びは前月と変わらずだった。
エネルギー価格は7月に前年比3.4%下落した。一方、食料品価格は2.2%上昇した。
HQトラストの主任エコノミスト、マイケル・ハイズ氏は「1年前と比べてユーロが強いことは、商品価格、特にエネルギー輸入コストにプラスの影響を与えている」と述べた。
依然として高止まりしているサービスインフレ率は、6月の3.3%上昇から7月には3.1%に伸びが鈍化した。
コメルツ銀行のシニアエコノミスト、ラルフ・ソルヴェーン氏は「サービス部門の価格圧力は緩やかに緩和し続けている。これはおそらく、賃金コストの上昇が鈍化し、企業がコスト上昇分を顧客に転嫁することが難しくなってきているためだ」と述べた。
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