テスラ、サンフランシスコで配車サービス開始　自動運転に言及せず

[３１日 ロイター] - 米電気自動車（ＥＶ）大手テスラは３１日、カリフォルニア州サンフランシスコのベイエリアで配車サービスを開始した。だが自動運転車両を使用するかどうかは明らかにしていない。

テスラのイーロン・マスク最高経営責任者（ＣＥＯ）はＸに「（テキサス州）オースティンに加え、サンフランシスコ・ベイエリアで配車サービスが利用できるようになった」と投稿したが、詳しくは説明しなかった。

テスラはＸへの投稿で、サービス対象区域にはサンフランシスコ地区、サンノゼ、バークレーが含まれるとした。

カリフォルニア州当局はテスラがロボタクシー（自動運転タクシー）のサービスを提供することを許可していない。テスラが配車サービスを限定的な形で開始したことは、ＥＶの販売が冷え込む状況下で同社がロボタクシーの本格展開を目指す中、規制の障壁に直面していることを浮き彫りにしている。

カリフォルニア州公益事業委員会（ＣＰＵＣ）は先週、テスラは自動運転車両に運転手が乗車するかしないかにかかわらず、「試験や一般市民の輸送」を許可されていないと明らかにした。