- 2025/08/05 掲載
ミネベアミツミ、業績予想のレンジ下限を引き上げ 関税影響減少
[東京 5日 ロイター] - ミネベアミツミは5日、2026年3月期の連結営業利益(国際会計基準)を900―1000億円(前期比4.7%減―5.8%増)に修正した。レンジの下限を引き上げ、リスクシナリオを修正した。従来計画は850―1000億円。米関税の業績への影響は想定より減少した。
IBESがまとめたアナリスト13人の予想平均値は1005億円だった。
これまで未定としていた中間配当予想は25円(前期実績は20円)とした。
米相互関税の直接対象は約400億円。基本的には関税は価格に転嫁する方針で、関税影響610万ドルのうち80%は価格転嫁で合意済みだという。また、現時点で生産移転の計画はないとしている。
4―6月期は、売上高・営業利益ともに計画を上回り、4―6月期として過去最高となった。ただ、米関税のマクロ経済への間接影響を慎重に見極めるため、上半期予想については「保守的に据え置いた」としている。
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR