ＪＸ金属、通期予想を上方修正、米関税の影響縮小や銅価格上昇などで

Kentaro Okasaka

［東京　５日　ロイター］ - ＪＸ金属は５日、２０２６年３月期通期の連結業績予想（国際会計基準）を上方修正し、営業利益を従来の９５０億円から１１００億円（前年比２．２％減）に上方修正した。

年間配当予想も１株１５円から１８円に引き上げた。

スマートフォンとＡＩ（人工知能）サーバー向けの情報通信材料の製品需要が予想を上回るペースで拡大していることや、米関税の影響額の縮小を織り込んだ。円安や銅価格の上昇も追い風となった。

四半期業績と通期見通しは以下の通り。

項目 四半期実績 前年比 通期予想(今回) 前年比 従来予想

期間 4─6月 - 25年4月─26年3月 - -

売上高 1912 12.1 7600 +6.3 7400

営業利益 295 21.8 1100 -2.2 950

純利益 188 27.8 700 +2.5 580

配当 - - 18.00（有） - 15.00（有）

※単位：売上高・利益は億円、配当は円、前年比は％、△はマイナス、「有無」は配当の修正の有無