- 2025/08/06 掲載
NY市場サマリー(5日)ドル上昇、株反落・利回りおおむね上昇
終盤の取引でドル/円は0.4%高の147.66円。日銀が6月16―17日に開いた金融政策決定会合で、利上げの再開を意識した発言が多くの委員から出ていたことが会合要旨で明らかになった。
終盤の取引で、主要通貨に対するドル指数は 0.2%高の98.81。一時は98.609と、約1週間ぶりの水準に低下していた。
NY外為市場:[USD/J]
<債券> 利回りがおおむね上昇。ただ、サービス部門の活動停滞を示すデータを受け、上げ幅を縮小した。
米供給管理協会(ISM)が発表した7月の非製造業総合指数は予想に反して前月から低下した。投入コストが約3年ぶりの大幅上昇になるなど、米関税政策の不確実性による影響が浮き彫りになった。
10年債利回りは0.8ベーシスポイント(bp)上昇の4.206%。一時、4.226%まで上昇していたものの、ISMを受けて上げ幅を縮小した。
同利回りは過去3営業日で18bp低下し、3日間の低下幅としては4月中旬以来で最大となった。
2年債利回りは3.9bp上昇の3.72%。それでも、過去3営業日では約26bp低下している。
米金融・債券市場:[US/BJ]
<株式> 反落して取引を終えた。飲食チェーン大手ヤム・ブランズなど複数の企業が決算や業績見通しで関税の影響に言及したことを受けた。
商務省が5日発表した6月の貿易赤字は消費財の輸入が急減したことで縮小。対中貿易赤字は約21年ぶりの低水準となり、トランプ大統領が輸入品に課した関税が貿易に与えている影響が浮き彫りになった。
KFCなどを展開するヤム・ブランズは高関税が消費支出を抑制する中、第2・四半期決算が市場予想を下回り、株価は5.1%下落した。
重機械メーカーのキャタピラーは米国の関税が下半期に大きな課題をもたらし、2025年に最大15億ドルのコスト負担につながると警告した。株価は0.1%高で引けた。
米国株式市場:[.NJP]
<金先物> 米利下げ観測を手掛かりとした堅調地合いが続き、3営業日続伸した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比8.30ドル(0.24%)高の1オンス=3434.70ドル。
NY貴金属:[GOL/XJ]
<米原油先物> 有力産油国による増産方針などを背景に供給懸念が浮上する中、4営業日続落した。米国 産標準油種WTIの中心限月9月物の清算値(終値に相当)は、前日比1.13ドル(1. 70%)安の1バレル=65.16ドル。10月物は1.10ドル安の64.20ドル。
NYMEXエネルギー:[CR/USJ]
ドル/円 NY終値 147.60/147.62
始値 147.61
高値 147.83
安値 147.31
ユーロ/ドル NY終値 1.1574/1.1577
始値 1.1544
高値 1.1585
安値 1.1528
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時05分 99*18.00 4.7773%
前営業日終値 99*09.00 4.7950%
10年債(指標銘柄) 17時05分 100*10.50 4.2080%
前営業日終値 100*13.00 4.1980%
5年債(指標銘柄) 17時05分 100*14.25 3.7760%
前営業日終値 100*19.25 3.7420%
2年債(指標銘柄) 17時05分 100*09.13 3.7242%
前営業日終値 100*11.75 3.6810%
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 44111.74 -61.90 -0.14
前営業日終値 44173.64
ナスダック総合 20916.55 -137.03 -0.65
前営業日終値 21053.58
S&P総合500種 6299.19 -30.75 -0.49
前営業日終値 6329.94
COMEX金 12月限 3434.7 +8.3
前営業日終値 3426.4
COMEX銀 9月限 3782.3 +49.5
前営業日終値 3732.8
北海ブレント 10月限 67.64 ‐1.12
前営業日終値 68.76
米WTI先物 9月限 65.16 ‐1.13
前営業日終値 66.29
CRB商品指数 293.3263 ‐0.3265
前営業日終値 293.6528
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