- 2025/08/07 掲載
米国株式市場=反発、ナスダック1%超上昇 アップルが高い
Caroline Valetkevitch
[ニューヨーク 6日 ロイター] - 米国株式市場は反発して取引を終えた。ナスダック総合が1%超値上がりし、主要指数の上げを主導した。アップルが国内の生産拡大に向け1000億ドルを追加投資する計画を発表するというニュースを受けて同社株が上昇したほか、一連の企業決算がおおむね予想を上回っていることが背景。
ホワイトハウスのロジャース報道官は声明で、この日に予定されるアップルとの発表について「米製造業にとって新たな勝利になる。米経済と国家安全保障を守るために重要部品の生産を国内に回帰させる一助となる」と述べた。
これを受けてアップルが5.1%上昇し、主要3指数を押し上げた。
また、外食大手マクドナルドも3%上昇。第2・四半期決算で世界既存店売上高が3.8%増と、市場予想(2.4%増)を上回った。経済を巡る不確実性が高まる中、低価格戦略が奏功した。
ネットワーク機器を手がけるアリスタ・ネットワークスも今四半期の売上高見通しが市場予想を上回り、株価が17.5%急伸した。
CFRAリサーチのチーフ投資ストラテジスト、サム・ストバル氏は「決算は引き続き予想を上回っている」と指摘。関税を巡る不透明感はあるものの、投資家は短期的な見通しについて楽観しているようだと語った。
トランプ大統領は6日、インドがロシア産原油を直接または間接的に輸入しているとして、インドからの輸入品に25%の追加関税を課す大統領令に署名した。
これまでにS&P総合500種構成企業のうち約400社が第2・四半期決算を発表している。
LSEGのデータによると、このうち約80%がアナリストの利益予想を上回っており、この割合は過去4四半期平均の76%を上回る。企業利益の伸び率予想は12.1%と7月初めの5.8%から上向いている。
米連邦準備理事会(FRB)による9月の利下げ観測が高まっていることも、株価にプラスに働いた。
ミネアポリス地区連銀のニール・カシュカリ総裁は6日、米経済の減速を受け、FRBは近い将来に利下げを実施しなければならない可能性があると述べた。
アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)とスーパー・マイクロ・コンピューターは四半期決算でデータセンター部門がさえず、株価はともに急落。AMDは6.4%安、スーパー・マイクロは18.3%安となった。
ウォルト・ディズニーは好調な四半期決算を発表し、通期見通しも上方修正したが、株価は2.7%下落した。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.12対1の比率で上回った。ナスダックでは1.08対1で値下がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は168億5000万株。直近20営業日の平均は182億7000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 44193.12 +81.38 +0.18 44196. 44290. 44017.
61 09 71
前営業日終値 44111.74
ナスダック総合 21169.42 +252.87 +1.21 20955. 21183. 20937.
22 88 49
前営業日終値 20916.55
S&P総合500 6345.06 +45.87 +0.73 6309.3 6352.8 6301.1
種 0 3 1
前営業日終値 6299.19
ダウ輸送株20種 15565.21 +130.75 +0.85
ダウ公共株15種 1101.71 -8.35 -0.75
フィラデルフィア 5550.30 -11.39 -0.21
半導体
VIX指数 16.77 -1.08 -6.05
S&P一般消費財 1796.02 +43.91 +2.51
S&P素材 556.98 -4.43 -0.79
S&P工業 1276.68 +0.79 +0.06
S&P主要消費財 896.75 +15.29 +1.73
S&P金融 863.39 +4.11 +0.48
S&P不動産 259.94 -2.14 -0.81
S&Pエネルギー 646.99 -5.96 -0.91
S&Pヘルスケア 1519.36 -23.44 -1.52
S&P通信サービ 389.45 +2.78 +0.72
ス
S&P情報技術 5244.72 +69.46 +1.34
S&P公益事業 434.54 -3.96 -0.90
NYSE出来高 12.87億株
シカゴ日経先物9 ドル建て 40890 + 80 大阪比
月限
シカゴ日経先物9 円建て 40855 + 45 大阪比
月限
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