- 2025/08/19 掲載
クスリのアオキ、定時株主総会で社長らの解任求める株主提案否決
[東京 19日 ロイター] - クスリのアオキホールディングスは19日、香港の投資ファンド、オアシス・マネジメントが行った青木宏憲社長と青木孝憲副社長の解任を求める株主提案が同日開催の定時株主総会で否決されたと発表した。青木社長解任への賛成率は15.4%、青木副社長は14.8%(いずれも概算値)にとどまった。会社提案の議案は全て可決された。
オアシスは6月に2人の解任を求める株主提案をクスリのアオキに送付。2020年1月に行われた両氏を対象とした新株予約権について、オプション評価額の検証が適切になされずに発行されたことで、同社に過大な損害が発生したと主張していた。
クスリのアオキは、青木社長らが同社のガバナンスを歪め過大な損害を与えた事実はないと判断しており、オアシスの主張は「何ら合理性のないもの」で解任の理由・根拠にはなり得ないと反論。反対する意向を7月に表明していた。
オアシスは昨年7月、青木社長らに損害賠償を求める訴訟を提起。同8月の株主総会でも青木社長らの解任を求める株主提案を行ったが、否決されている。
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