- 2025/08/20 掲載
再送-ユーロ圏債券の域外投資家純購入額、6月は598億ユーロ=ECB
[フランクフルト 19日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)が19日発表した統計によると、域外の投資家が6月に購入した満期1年以上のユーロ圏債券の純購入額は598億ユーロ(約698億2000万ドル)になった。ただ現行の統計が始まった2013年以降で最多だった5月の973億ユーロと比べると鈍化した。
トランプ米大統領が米連邦準備理事会(FRB)に利下げを要求する圧力をかけるとともに、トランプ氏による輸入品への関税強化が通商政策の不安定性を強めていることが、ドルの地位に影を落としている。その中で、ユーロ資産は投資家にとって比較的安全な資産となる可能性が強まっている。
一方、ユーロ圏の調整後経常収支(モノ、サービス、所得の流動を含む)は6月に358億ユーロの黒字となり、黒字額は5月の318億ユーロから拡大した。投資と労働からの収入である一次所得が増加し、貿易黒字は減ったものの増加を確保した。
6月までの1年間の調整後経常黒字はユーロ圏の域内総生産(GDP)の2.0%に相当し、5月までの1年間の2.6%から低下した。
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