- 2025/08/25 掲載
午前の日経平均は続伸、一時500円高 ジャクソンホール後の米株高好感
ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演内容を、市場は「ハト派」寄りと受け止め、米国市場では主要3株価指数が反発、米金利は低下し、ドル/円は下落した。
日経平均は343円高で寄り付いた後、568円高の4万3201円42銭まで上値を伸ばした。ただ、勢いは続かず、買い一巡後は4万2900円台でのもみ合いに終始した。
アイザワ証券の坂瀬勝義市場情報部長は「パウエル氏の利下げ示唆発言は市場に一定程度の安心感をもたらしたが、日本株をけん引するのは半導体関連株。27日(米国時間)のエヌビディアの決算への関心は高く、再び様子見ムードが広がっている」との見方を示した。
主力株では、ソフトバンクグループが2.92%高、アドバンテストが1.72%高となったほか、リクルートホールディングスが5%超上昇した。半面、テルモ、コナミグループは2─3%超安でさえなかった。
材料株や中小型株への物色は旺盛だった。香港の投資ファンドによる大量保有が明らかになった芝浦機械(旧東芝機械)が11%超の大幅高。このほか、半導体などの米ハイテク株高を受けて、半導体の材料を手掛ける住友金属鉱山、三井金属鉱業などの非鉄金属株が4%超高としっかりだった。
TOPIXは0.33%高の3111.15ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は2兆2538億2600万円だった。東証33業種では、値上がりは非鉄金属、鉄鋼、証券など19業種、値下がりは電気・ガス、倉庫・運輸関連、空運など14業種だった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが885銘柄(54%)、値下がりは668銘柄(41%)、変わらずは66銘柄(4%)だった。
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