- 2025/09/03 掲載
ディズニー、和解金1000万ドル支払いへ 子どもの個人情報巡り
[ワシントン 2日 ロイター] - 米娯楽大手ウォルト・ディズニーは、保護者の同意を得ずに子どもの個人情報を違法に収集したとする米連邦取引委員会(FTC)の申し立てを巡り、1000万ドルの和解金を支払うことで合意した。FTCが2日に発表した。
和解についてはニュースサイトのアクシオスが最初に報じ、ディズニーの広報担当者も確認した。
FTCはディズニーがユーチューブのプラットフォームに一部の動画を追加した際に子ども向けとして指定していなかったとし、この誤った表示により、同社がユーチューブを通じて、13歳未満の子ども向け動画の視聴者から個人データを収集し、ターゲット広告に使用することができたと主張。米国の児童オンラインプライバシー保護規則に違反しているとしていた。
FTCによると、この規則は13歳未満の子どもを対象とするウェブサイトやアプリなどのオンラインサービスに対し、収集する個人情報の内容を保護者に通知し、事前に確認可能な同意を得ることを義務付けている。
ディズニーの広報担当者は「今回の和解は、ディズニーが所有・運営するデジタルプラットフォームには関係なく、ユーチューブのプラットフォームにおける当社コンテンツの一部配信に限定される」と説明。
「ディズニーには子どものプライバシーに関する法律を最高水準で順守する長い伝統があり、この分野を主導し続けるために必要なツールに投資することを引き続き尽力していく」と述べた。
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