- 2025/09/09 掲載
米国株式市場=反発、利下げ観測が支援 ナスダック最高値
[8日 ロイター] - 米国株式市場は反発し、ナスダック総合が半導体大手ブロードコムへの買いに支えられて過去最高値を更新した。米連邦準備理事会(FRB)が景気支援のため近く利下げを行うとの見方から、S&P総合500種も上昇した。
5日発表の雇用統計で労働市場減速の懸念が強まったことを受け、投資家は年内に複数回の利下げを予想している。
ロングボウ・アセット・マネジメントのジェイク・ダラーハイド最高経営責任者(CEO)は「注目はFRBによる17日の利下げだ。市場は貪欲で、既に25ベーシスポイント(bp)を織り込んでいる」とした上で、「投資家が50bpを期待して買いを入れているとしても、それは実現しないだろう」と述べた。
今週は米経済の健全性や金利見通しについてさらなる手掛かりを得ようと、物価統計や米労働統計局による雇用統計の年次ベンチマーク(基準)改定に注目が集まる。
ブロードコムは3.2%高。人工知能(AI)関連収益の大幅な増加見通しを先週明らかにして以降、上昇が続いている。時価総額は1兆6000億ドルに達し、米上場企業で7位となった。
このほかインターネット証券大手ロビンフッド・マーケッツが16%、広告プラットフォームを手掛けるアップラビンが12%、それぞれ急伸。両社は22日からS&P500構成銘柄に採用される。
衛星通信会社エコスターも20%高。無線周波数帯のライセンスを宇宙開発企業スペースXに約170億ドルで売却することで合意した。
他の通信会社は売られ、AT&Tとベライゾンはともに2%超、Tモバイルは4%近く下落した。
S&P500では値下がり銘柄数と値上がり銘柄数が1対1の比率だった。
米取引所の合算出来高は162億株。直近20営業日の平均は161億株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 45514.95 +114.09 +0.25 45430.61 45542.56 45277.73
前営業日終値 45400.86
ナスダック総合 21798.70 +98.31 +0.45 21806.22 21885.62 21776.24
前営業日終値 21700.39
S&P総合500種 6495.15 +13.65 +0.21 6498.09 6508.67 6483.29
前営業日終値 6481.50
ダウ輸送株20種 15723.95 -3.90 -0.02
ダウ公共株15種 1066.25 -12.28 -1.14
フィラデルフィア半導体 5809.61 +48.21 +0.84
VIX指数 15.11 -0.07 -0.46
S&P一般消費財 1899.71 +10.03 +0.53
S&P素材 583.35 +1.35 +0.23
S&P工業 1275.58 +2.63 +0.21
S&P主要消費財 888.77 -1.47 -0.17
S&P金融 881.22 +0.17 +0.02
S&P不動産 262.48 -1.79 -0.68
S&Pエネルギー 661.28 -0.97 -0.15
S&Pヘルスケア 1601.81 -1.84 -0.11
S&P通信サービス 419.43 -1.33 -0.31
S&P情報技術 5279.73 +35.24 +0.67
S&P公益事業 417.21 -4.52 -1.07
NYSE出来高 12.07億株
シカゴ日経先物9月限 ドル建て 43975 + 315 大阪比
シカゴ日経先物9月限 円建て 43970 + 310 大阪比
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