- 2025/09/12 掲載
ノルウェー政府系ファンド、倫理問題で投資対象から仏エラメット除外
ファンドを運営するノルウェー中央銀行投資管理部門(NBIM)の広報担当が12日、明らかにした。
ファンドのデータによると、6月30日時点で同ファンドはエラメット株の0.44%(680万ドル相当)を保有していた。
エラメットのコメントは取れていない。
今回の決定は倫理評議会の勧告に基づいて下された。エラメットがインドネシアの合弁事業「PTウェダ・ベイ・ニッケル」に参加し、鉱山を運営していることが理由という。
倫理評議会は声明で「エラメットが、深刻な環境破壊や、外部との接触のない先住民族に対する深刻な人権侵害に関与、もしくは責任を負っているという受け入れがたいリスクがあるため、同社を投資対象から除外することを勧告する」と述べた。
これとは別に、インドネシア当局は12日、森林関連の許可がないとして、PTウェダ・ベイ・ニッケルから数百エーカーに及ぶ区画を差し押さえたと述べた。
インドネシアは違法な天然資源開発を取り締まっており、プラボウォ大統領は先週、対象となる鉱山事業が1000件以上特定されたと述べていた。
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