中国新築住宅価格、8月も前月比－0.3％　需要低迷続く

［北京　１５日　ロイター］ - 中国の８月の新築住宅価格は前月比０．３％下落した。国家統計局が１５日発表したデータを基にロイターが算出した。需要低迷が続き、住宅市場が引き続き成長の足かせとなっていることを示した。

７月も０．３％の下落だった。前年比では２．５％下落。７月は２．８％下落していた。

中国不動産セクターは２０２１年から低迷が続き、住宅ローン金利の引き下げなど複数の刺激策が講じられたものの、今のところ持続的な回復には至っていない。

８月は調査対象の７０都市のうち５７都市が前月比で下落、６５都市が前年比で下落した。

中古住宅価格も下落し、１級都市では前年比３．５％、２級都市では５．２％、３級都市では６．０％、それぞれ下落した。

中国国家統計局が同日発表した１─８月の不動産投資は前年同期比１２．９％減少。不動産販売（床面積ベース）は前年比４．７％減となった。